建学の精神?理念
社会に対する報恩奉仕
【学風】質実剛健?誠実力行
専修大学は、1880年(明治13年)、米国留学から帰国した4人の若者により創立されました。相馬永胤、田尻稲次郎、目賀田種太郎、駒井重格の創立者たちは、明治維新後、米国のコロンビア、エール、ハーバード、ラトガース大学にそれぞれ官費や藩費により留学し、米国の地で「専門教育によって日本の屋台骨を支える人材を育てよう。そのことが海外で長年勉強する機会を与えてもらった恩に報いることだ」と考えました。
4人の創立者は、帰国後、経済学や法律学を教授するため本学の前身である「専修学校」を創立します。わが国があらゆる分野において新時代を担う人材を求めた時代にあって、留学によって得た最新の知見を社会に還元し、母国日本の発展に寄与しようとしたのです。いち早く近代法の考え方をわが国に根付かせようとした本学は、五大法律学校の一つとして重要な役割を担いました。
このように新時代を担う青年を教育?指導することによって社会に「報恩奉仕」したその精神が本学の建学の精神であり、「質実剛健?誠実力行」が学風となっています。
以後、本学は関東大震災や戦禍などによって極めて困難な状況に直面しながらも、学窓の灯火を守り続けてきました。21世紀に入った今日においては、私学全体にふりかかる大きな荒波を乗り越え、さらなる発展を遂げなければなりません。常に創立の原点に立ち返り、本学の進むべき指針を熟慮するとき、自ずと道は拓かれます。