犯罪学?刑事政策の諸問題[担当:渡邊 一弘]
ゼミナール名称 | 犯罪学?刑事政策の諸問題 |
研究テーマ | 本ゼミナールでは、犯罪学?刑事政策の観点から、現代社会において生じている犯罪現象の分析と犯罪者特性の理解に取り組み、その成果をふまえて合理的な犯罪対策システムの追求に取り組んでいる。 |
ゼミナール所属 | 法学部法律学科 |
学習内容 | 刑事法分野の法解釈論や法政策論に尽きることなく、犯罪学諸分野(犯罪生物学、犯罪精神医学、犯罪心理学、犯罪社会学など)の学問的成果や現実の刑事司法制度の運用状況をふまえ、科学的根拠に基づき、犯罪予防の観点から有効と考えられる刑事司法制度や刑事政策のあり方について検討する。 |
ゼミ生の人数 | 例年、3年生、4年生とも10名程度の学生が所属している。 |
開講日時など | 毎週金曜日5限 |
卒業論文?卒業研究 | ゼミ生による卒業研究の例
?「裁判員裁判における死刑制度問題」 ?「インサイダー取引規制について」 ?「少年による特殊詐欺の現状と対策」 ?「非行少年とその保護者の関係と再非行防止に向けて―人間行動科学の観点から―」 ?「交通事故を起こさせない環境づくり―高齢運転者を中心に―」 ?「少年の薬物乱用に対する学校と警察との連携」 ?「インターネット利用による子どもの性被害予防策」 ?「警察によるストーカー被害対応の現状と課題」 ?「特殊詐欺における少年の加担について」 ?「愛着障害についての理解」 ?「高齢者の再犯とその予防策」 ?「少年法改正を求める世論の背景」 ?「警察の性犯罪被害者への適切な対応と支援」 |
サブゼミナール | 所属する学生たちが自主的にサブゼミを開催している。 |
ゼミナール合宿 | 例年、夏休みの期間中に2泊3日でゼミ合宿を行っている。ゼミ合宿の際には、刑務所や少年院の参観を行い、実際の犯罪者処遇を学ぶ機会を設けているほか、遊園地やバーベキュー、花火などのレジャーも行い、ゼミの親睦を深めている。 |
対外活動など | ゼミ生の多くが東京都都民安全推進部が主催する「大学生と考えるグループワーク」において「大学生ファシリテーター」として、小中高生とともにネット?SNS等の適正な利用について議論を行うなどの活動に参加している。また、警察官志望、公務員志望のゼミ生の多くは、警視庁「ピーポーズ」や神奈川県警「神奈川防犯シーガル隊」など大学生による防犯ボランティアに参加している。 |
OB?OGの進路 | 警察官、公務員、民間企業、法科大学院進学など。とりわけ、警察官については、専修大学法学部においてゼミを開講して以来、毎年採用者を輩出している。 |
教員紹介 | 刑事法学のなかでも、犯罪学?刑事政策の分野に力を入れ、研究に取り組んでいる。
主たる研究領域は、少年法、死刑制度論、刑事責任能力論、触法精神障害者の処遇である。 渡邊 一弘[研究者情報システム] |
[2024年2月掲載]