2020年 「年頭の抱負」－尾池学長

石巻専修大学長　尾池 守
　このような社会的?政策的背景を踏まえ、少なくとも今後10年を見据えた改革への取組が必要です。石巻専修大学ならではの価値の創出に向け、学部?学科改組を含む教育課程の再編、教育研究活動の活性化を目指した持続的可能な改革を進めます。
　その第一歩として、学びたい人のニーズと社会からの要請をマッチングさせ、多様な価値観に応じた教育課程の再編を早急に進めていきます。現時点では2022年（足球365比分_365体育投注-直播*官网4年）4月までを目標に、学部?学科改組を含む教育課程再編の構想を準備しています。具体的には、①経営学部の2学科体制、②理工学部の理学系2学科体制と工学系2学科の融合化、③人間学部のスマート化です。

　再編のキックオフとなる経営学部の2学科体制構想について、簡単に触れさせていただきます。超スマート社会（ソサエティ5.0）の実現に向けた取組が、日本だけでなく地球規模で加速しており、新たな価値が生まれ、様々なニーズに対応できる社会へと変化しています。本学は、この変化に対して、情報と経営に関する知識と技術を持ったビジネスデザイナーや、情報とデータを利用して社会的課題を解決するビジネスアナリストなどの付加価値の高い人材を、社会に送り出すための教育研究活動を推進します。その拠点として、情報をマネジメントする新学科の設置を予定しています。
　社会的課題を解決するために、地域資源を利活用する地域共生型の経営学科と、現実空間と仮想空間の融合により情報資源を新たに利活用する全国区型の学科、すなわち情報をマネジメントする学科を経営学部に併設することで、地域社会を支える大学としてのブランド形成を目指していきます。

　石巻専修大学は創立40周年、50周年を目指して、学生の学びを促進する実践的な教育と持続可能な改革を進めていく所存でございます。今年も皆様方のご支援?ご鞭撻の程よろしくお願い申し上げます。