2019.01.17 Thu
人間学部TOPICS

【人間文化学科】学生が4年間での成長と就職活動を語る

 人間学部人間文化学科では、中学校?高校の英語教員を養成する教職課程の英語教育コースを設けています。
 人間文化学科の開設以来、3期生として初めて英語教員(新潟県日本文理高校)の内定を獲得した有坂 信哉さん(人間学部人間文化学科4年次?新潟県三条高校出身)。
 今回、広報担当者が有坂さんにインタビューを行い、人間文化学科での学びを通じて4年間で成長を実感した部分、就職活動時の気持ちなどを聞きました。
abm00030950▲ゼミナールで長谷川 香子教授の説明を熱心に聞く有坂さん(右)
石巻専修大学に入学を決意したきっかけを教えてください。

大学を選ぶ上で「英語の教員になりたい」、「高校まで続けていた野球を続けたい」という2つの目標を叶えることができる大学を探していました。
その中で、石巻専修大学のオープンキャンパスに参加し、自分のやりたいことができると感じました。
新潟県出身者が多かったこと、私が入学する年にユニバーシティハウス(学生寮)が新設されたということも石巻専修大学を選ぶ上で大きなポイントになりました。


大学に入学したばかりの頃はどんな学生でしたか?

学習面ではただ漠然と「英語教員になりたい」と考えていましたが、どうやれば教員になれるのか分からず、大学生活を送る上での全体像が全く見えていませんでした。
野球部での活動も、私立の強豪校から推薦入学してきた同級生も多く、Bチーム(2軍)で練習していました。
中学時代は全国大会に出場、高校時代も主力として試合に出場していたので自信はありましたが、大学でのレベルの高さを感じ、初めて挫折を経験しました。


大学生活の全体像が見えてきたのはいつ頃ですか?

1年次の時に人間文化学科の大縄 道子教授から、英語教員を目指すための4年間のプランを提示していただき、それまで漠然としていた目標が明確になりました。
また、大縄教授からの提案で、授業とは別に研究室でマンツーマン指導をしていただき、英検2級に合格する等、着実に英語スキルの成長を感じるようになりました。


4年間で成長した部分を教えてください。

自分自身の「意識の変化」が大きく成長した部分だと感じています。
人間文化学科での4年間は高校までと違い、英語に触れる機会がとても多くなりました。
自分自身の意識も変わり、英語のニュースを観る等、積極的に英語に触れようと考えるようになりました。
教員を目指す中では、教育実習も大きな経験となりました。
今までは学ぶ側でしたが、教育実習で初めて教える側に立ったことで、「今まで以上に英語に関する知識を身に付け、人に教えるスキルを磨かなければいけない」と感じるようになりました。


卒業研究のテーマについて教えてください。

卒業研究は「イギリス史をつくった海賊」をテーマに研究しています。
元々、英語教員を目指す上で、英語圏の文化や歴史を研究したいと考えていました。
その中でもイギリスがどのようにして現在の大国に成長したのか興味を持ち、歴史を知りたいと思ったので現在の研究に取り組んでいます。


部活動を通じて成長を実感した部分について教えてください。

部活動の4年間では「継続することの大切さ」を学びました。
入学時はBチームでのスタートでしたが、関東の大学へ進学した高校時代のチームメイトに東京で開催される全国大会で会いたいという気持ちで努力を続けてきました。
その成果として、3年次に出場した全日本大学野球選手権大会ではベンチ入りすることができました。
abm00030951▲3年次に出場した全日本大学野球選手権大会では、努力が報われベンチ入りメンバーに選出!
ユニバーシティハウス(学生寮)が入学を決意した理由の1つと話してくれましたが、ユニバーシティハウスに住んでの感想を教えてください。

大学のキャンパス内にあるので、ユニバーシティハウスで勉強していて分からないことがあれば、すぐに大学に調べに行くことができるのがすごく良い点です。
平日の朝食?夕食が出る点、部屋の風呂とトイレが分かれている点も良いなと思うところです!
abm00030949▲学生寮のラウンジ(共有スペース)で勉強するのが日課!
趣味を教えてください。

マンガ本を読むのが好きです。
あとはサッカーも大好きで海外クラブの試合をTVでよく観ています。
野球よりもサッカーが好きでよくTVで観てますね(笑)


就職活動について教えてください。

就職活動を本格的に意識したのは3年次の後期からです。
公立高校の採用試験は7月でしたし、私立高校の採用試験も秋の採用が多かったので、「採用試験に落ちたらどうしよう。一般企業も受けた方がいいのかな。」と迷い、不安になった時期がありました。
そんな不安な気持ちから、ゼミナールの担当教員である長谷川教授や大縄教授に相談すると、「教員になりたいんでしょ?それなら教員一本で頑張りなさい!」と言われました。
この言葉で「教員になりたい!」という自分の気持ちを再確認することができ、その後は迷うこともなく、教員を目指すことができました。


今回、有坂さんが試験を受けた私立高校の選考方法を教えてください。

地元の新潟県にある3つの私立高校を受験しました。
選考方法は、筆記試験、模擬授業、面接、英語面接などがありましたが、それぞれの高校で選考方法は異なりました。


英語教員になるためにどのような試験対策を行いましたか?

大縄教授からのマンツーマン指導の他、人間教育学科で行っている勉強会にも参加しました。
小学校教員を目指している学生に混ざり面接の対策も行いました。
一般企業と異なり、「いじめ問題」など教育現場特有の対策を行うことができたのは本当に良かったと思います。


石巻専修大学の良い所、人間文化学科の良い所を教えてください。

他の学生も皆同じことを言うと思うのですが、先生との距離が近く、深く関われることが良い所だと思います。
私の場合は、どんな些細なことでも親身に相談に乗ってくれる長谷川教授や大縄教授のおかげで、夢だった英語教員になることができたと思っています。



高校生に伝えたいことがあれば教えてください。

今年度は私を含めて3名が英語教員になりました。
自分自身の経験から、人間文化学科は英語教員を目指している人にとてもお勧めの学科だと思っています。
また、先生方のサポートが充実しているので、自分に自信が無い人でも、石巻専修大学ならきっと専門的な知識?スキルを身に付けることができると思います。


4月から教員になりますが、どんな生徒を育てたいですか?

自分自身がこれまで「文武両道」を目標として、勉強も部活動も頑張ってきました。
教員になったら、部活動の顧問も担当し、勉強と部活動を両立する文武両道の生徒を育てたいと思います!
abm00030952▲長谷川教授のゼミナールで学ぶ有坂さん(右)と親友の石澤さん(左)
石澤さんも英語教員(福島県日本大学東北高校)に内定!