2022.11.04 Fri
人間文化学科トピックス一覧

【人間文化学科】活動レポート?遠藤ゼミ?リボーンアート?フェスティバル

~地域で文学を学び、地域との接点をつくる経験が成長につながる~

 人間文化学科で現代日本文学を中心に学んでいる遠藤郁子ゼミナールでは、今年8月から10月まで石巻市内で行われたReborn-Art Festival 2021-22[ 後期 ](RAF)に参加された芥川賞作家?朝吹真理子さんの作品に関わる取り組みを行いました。
 ゼミ生の後藤めぐみさん(人間文化学科3年次?宮城県石巻市立桜坂高校出身)が、その内容をレポートしてくれました。
取り組み内容について
■7月 朝吹真理子さんの文学の魅力を発信する活動スタート!
ゼミ生各々が朝吹さんの作品を読み、朝吹さんとコラボしたい内容について話し合った結果「担当書籍を決め、その作品のPOPと紹介文を制作する」に決定しました。
 
■8月 POP制作開始
私が読んだのはエッセイ本「だいちょうことばめぐり」。作品の中には「確かにこういう時あるよな。」と共感する言葉があふれていました。

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POP制作▲一番共感した言葉を目立たせ「個性的に」を意識して制作
■8月29日(月) リボーンアート?フェスティバル会場にPOP設置
展示会場は、石巻市街地の以前、魚屋さん(プロショップまるか)だった場所。まだ魚屋さんの雰囲気が残る入口の扉を開けたら、中はアートな世界があふれていて驚きました。

「スウィミング?タウン」「36の挨拶」というタイトルで、朝吹真理子さんと弓指寛治さんが共同制作されたアート作品が所狭しと展示されていました。
予想の斜め上を行く、数々の作品に出会えてとても楽しかったです。
RAFのことは知っていましたが、「なにこれ楽しい!」と魅力を再認識した瞬間でした。
アート▲アートがあふれていた会場
展示会場①▲遠藤ゼミ生が制作したPOPも展示
■10月1日(土) 朝吹さんの展示会場で行われた「おちゃっこまるか」に参加
「おちゃっこまるか」は、朝吹さんと弓指さんの楽しいトークや魚屋さんに扮したコントで盛り上がり、終始笑いに包まれ和やかな雰囲気で行われました。
おちゃっこまるか①▲スペシャルゲストの朝吹さん(中)と弓指さん(右)
おちゃっこまるか②▲笑いで包まれた「おちゃっこまるか」
朝吹さんは、気さくな方で、私の質問にも丁寧に応えてくださいました。
朝吹さんに質問▲憧れの朝吹さんに質問しました!
朝吹さんと▲朝吹さんと記念撮影
昼食に配られた、地元の料理人手作りの石巻の四季を詰め込んだ超豪華なお弁当が大変美味しく、地元の味を堪能できました。
ゼミの遠藤先生以外は全員初対面というメンバーでしたが、聞かれた質問にもスムーズに答えることができたので自分に自信がつきました。
■10月15日(土) 庄子ゼミの街歩きツアーで活動を紹介
展示会場の前で参加者の方に遠藤ゼミの取り組みを紹介しました。
庄子ゼミの学生と一緒に、街歩きをしたことによって、石巻の魅力を再発見することができました。

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街歩き①▲RAFと私たちの活動を紹介
■10月28日(金) 大学図書館にPOP再展示&本の紹介チラシなどを設置
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取り組みをとおして感じたこと
コロナ禍で入学以来、人との交流があまりできなかったので、ようやく大学生らしい取り組みをすることができました。
「おちゃっこまるか」は、他のゼミ生が都合悪く1人で参加しました。人見知りで積極的に行動するタイプではないので躊躇しましたが、朝吹さんがいらっしゃると聞き「せっかくだからひとりでも行こう!」という気持ちになりました。
好奇心が人見知りに勝ちました!

庄子ゼミとの街歩きも有意義でした。
これまで地元を意識することがあまりなかったのですが、庄子ゼミのガイドで地元を歩き、あらためて石巻の良さを知ることができました。
自分が将来何をやりたいかを考える機会にもなりました。

今年の夏から秋にかけてこの活動に取り組み、以前より視野が広がり、積極的になったと感じています。
様々な方との交流を振り返り、POP制作だけで終わらせなくて良かったと、達成感も味わっています。

小学生の頃から読書が好きで、日本文学に興味があったので遠藤ゼミに入りました。
RAFでは、地域で文学を学びながら、地域と交流することができました。この経験をとおして地域ともっと関わりたい、地域に貢献してみたいと考えるようになりました。
今後もこのような機会があれば積極的に参加して、地域に貢献したいと思います。貴重な交流の機会を与えていただきありがとうございました。