2023.02.20 Mon
機械工学科トピックス一覧
【機械工学科】学生インタビュー！部活動と勉強の両立を目指した学生生活を語る
4年間の大学生活を通じて『野球部の活動』と『理工学部機械工学科での学び』を両立させた阿部 辰芳さん（理工学部機械工学科4年次 石巻工業高等学校卒）に大学生活を振り返っていただきました。
Q．石巻専修大学に入学したきっかけを教えてください
高校卒業後の進路を考える際、工学系の学科に進学しながら、好きな野球を続けられる大学を探しました。また、高校教諭の免許を取得したいという思いもあったので、それらの条件を満たすことができる石巻専修大学へ進学することにしました。
Q．学生生活について、思い描いていたイメージとのギャップはありましたか？
大学は「教養レベルの高い内容や、専門知識をたくさん身に付ける場所」というイメージがあり、授業についていけるのか、単位を取れるのか不安でした。
ただ、石巻専修大学の機械工学科は、規模は小さいけれど、様々な専門性を持った教授陣が揃っていて、殆どの授業が少人数でした。そのため、教員と学生の距離が近く、授業中だけでなく、授業以外にもたくさん質問できたので、スムーズに専門知識を学ぶことができました。
Q.大学に入学して戸惑ったことは？
コロナ禍での学生生活が一番戸惑いました。1年次の前半は通常の大学生活だったのですが、後半からコロナウィルス感染症が拡大し、授業もオンラインに切り替わり、部活動も制限されました。また、オンライン授業への対応にも苦労しました。突然、オンライン授業が始まったのでパソコンの準備やインターネット回線等の準備も大変でした。
Q.オンライン授業に変わったことで授業の理解度は変わりましたか？
オンライン授業は先生方も初めてのことだったので、当初は資料が画面に映らなかったり、回線がどうしても繋がらないというトラブルもありました。しかし、授業自体は、先生方が丁寧にPowerPointの資料等を作ってくださったので特に問題なく理解できました。
ただ、逆にそういった配布資料などが充実したことで「資料を読めば理解できるだろう」という甘えが出てしまって、少しだらけてしまった時期もありました。
やはり工学系の実験や実習などは、実際に触ったり、手を動かしたほうが理解度が上がると思います。
Q.特に思い出に残っている授業や実験を教えてください
教育実習です。実習先は母校の石巻工業高校でした。授業の事前準備やその日のまとめなどの作成が大変でした。また、並行して就職活動も行っていたので、面接の日程を調整したり、日中は電話を受けられないことを先方に伝えるなど工夫しながら両立しました。教育実習最終日に生徒から寄せ書きをもらいとても感動しました。
Q.将来、教員になる可能性はありますか？
現在、一度民間企業で働いて、その経験を生かして工業高校の先生になるケースが多いと聞きました。卒業後は空調関係の職種に就く予定なので、卒業後、すぐに教員になることはないと思うのですが、何年か働いて社会を経験した後に、その経験を生かして教員になりたいという夢はあります。
Q.大学4年間で一番頑張ったことは
部活動です。最終的にレギュラーにはなれなかったけど、ベンチ入りする事ができました。通常は４年次春のリーグ戦が最後の大会となるのですが、私は教育実習もあるので少し早めに引退させていただきました。理工系の学科に進学して、野球も続けて、教員の免許も取得する、という入学時の目標が達成できたので、充実した大学生活だったと思います。
Q.就職活動はいつ頃から意識しましたか
Q.企業はどのように選びましたか？
Q.現在取り組んでいる研究について教えてください
最後に後輩に一言お願いします
３年次の１２月ごろから意識し始めました。
面接の練習や小論文の書き方については、就職支援担当の方にとてもお世話になりました。何度も模擬面接を実施していただき、集団面接の練習もやりました。エントリーシートもデータで送って何度も添削指導していただきました。
Q.企業はどのように選びましたか？
空調関係の仕事に携わりたいという事、それと空調や配管、建物を立てるのに必要な技術を取りまとめて建物を作る現場代理人の仕事に就きたい、という思いを実現できる企業を選びました。
Q.現在取り組んでいる研究について教えてください
コンビニ等で使われている缶コーヒーやお茶を温めている装置を新たな発想で一から作り変える研究をしています。卒業後、空調関係の職種に就く予定なので、温度調整や空調技術に関わる論文を書きたいと考えこのテーマにしました。
一般的な装置は、下にヒータのようなものが敷かれ、その上に飲み物を置いて温めるのですが、私の研究は、温める箱の中にヒータを置いて、ファンで空気を循環させる方法を提案し、それを実装させる予定です。
最後に後輩に一言お願いします
４年間はあっという間に過ぎます。１年生だからまだ大丈夫と思わずに、「やりたい」と思うことがあったら直ぐにチャレンジしたほうがよいと思います。それを繰り返すことで色々なことを経験できると思います。