2023.11.10 Fri
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【生物科学科】辻准教授が環境フェア2023に登壇

11月3日、石巻市のマルホンまきあーとテラスで開かれた「環境フェア2023」(主催:石巻市)で、理工学部生物科学科の辻大和准教授が講演を行いました。
辻准教授は、石巻市と連携して石巻圏の野生動物の調査?研究に取り組んでいます。
生息環境の長期変動と採食行動?土地利用の関係、異種間の混群、種子散布について研究しているほか、得られた成果を積極的に学内外に発信し、野生動物の保護管理に活用しようとしています。

今回のイベントでは「私たちの暮らす町の動物について知ろう-石巻の野生動物-」と題し、環境問題に関心を持つ市民に向けて、野生動物の生態や自然との共生について講演しました。集まった参加者は、牡鹿半島沖の離島?金華山でのニホンザル調査や、大学演習林での野生動物の暮らしに関する説明に熱心に耳を傾けていました。続いて行われたパネルディスカッションでは、野生動物に優しい街づくりについて、参加者と意見を交わす様子も見受けられました。
IMG_2013△講演する辻准教授
また、会場には本学のブースを出展し、学生有志で製作したシカの全身骨格標本の展示も行いました。多くの市民が足を止め、その大きさに驚きの声をあげていました。

市街地でのニホンザルの出現騒ぎや、シカ増加に伴う農林業被害?交通事故など、石巻市では最近、野生動物への関心が高まっています。辻准教授は「生物に関する調査を着実に進め、科学的管理の基盤を整備する。それが、県北地域唯一の大学である本学の役割だと考えています。」と話しています。
IMG_2035△本学のブースの様子
IMG_2007△展示について説明する学生