【情報電子工学科】学生インタビュー！大学生活を振り返って

▲及川凌我さんと指導教員の木村准教授（右）

??入学した頃??
石巻専修大学に入学したきっかけを教えてください。
高校２年生の時にオープンキャンパスに参加し、情報電子工学科の先生から内容を聞いてさらに興味が深まりました。地元唯一の大学で学びたいという思いもあり、ＡＯ入試（現：総合型選抜）で入学を決めました。

大学に入学したばかりの頃はどんな学生でしたか？
コロナ禍だったので、自宅で積極的に自分が学びたい分野の勉強をしていました。独学でプログラミングを行い、分からないところはインターネットで調べながら参考書の練習問題を発展させました。早めに進路が決まったこともあり高校時代にあまり勉強しなかったので「単位を落とさないように！」と気合いが入っていました。自分のペースで勉強し充実したステイホームを過ごしていました。

対面授業が始まってからの大学生活は？
オンライン授業の時に自宅で勉強したことがとても役立ちました。楽に授業についていけました。自ら勉強する習慣が身につき、２年次には、独学でＩＴパスパートと基本情報技術者試験の資格を取得しました。

▲研究室がいちばん過ごしやすい場所でした

入学した頃と現在で大きく変わったところは？
働くことへのモチベーションが変わりました。入学した頃は、自分がどのような仕事が向いているのかわからなかったので、仕事に対するイメージがわきませんでしたが、満足のいく就職活動ができたことで働くことが楽しみになりました。

４年間で特に力を入れて頑張ったことは何ですか？
就職活動です。とにかく思いつく限り、全てやり尽くしました。１週間フルに面接のスケジュールを詰めすぎて体調を崩したこともありましたが、乗り切ることができました。おかげでストレス耐性が強化されたと思います。

??就活について??
就職活動を開始したのはどのくらいの時期ですか？
初めてインターンシップに参加したのは３年次の６月です。1Dayインターンに参加して企業研究から始めました。もともとはＩＴ系に興味があったので業界研究もＩＴ業界から行いましたが、調べていくにつれて電気系業界に惹かれました。本格的な就職活動は、３年次の２月頃から始め、東北電力を含め３社から内定をいただきました。
   
企業はどのように選びましたか？ 
就活情報サイトやアプリを活用しました。さまざまな企業情報が一目でわかるので、自力で探すよりも時間が短縮できて遥かに効率が良いです。

就職活動を振り返って苦労した点を教えてください。 
コロナ禍の影響で面接試験の時に話すガクチカ「学生時代に力を入れたこと」のエピソードが少なかったことです。進路支援室のスタッフの方に面接指導をしてもらったり、学科の友人にアドバイスをもらったりしながら練習しました。
 
就職活動での自分の強みと感じたところは？ 
面接試験でエピソードが少なくても、会話を続けることができるところです。そのお陰なのかはわかりませんが、就職活動で一度も不採用になりませんでした。

卒業後の目標を教えてください。 
仕事のための勉強を怠らず、積極的に資格取得に励みたいです。災害で停電になるたびに電気の大切さを実感します。自分のスキルを高めて、停電の復旧や電力の安定供給に貢献できるよう頑張りたいです。  

▲カメラに手をかざすと、リアルタイムでVR空間上に「手」が現れる

▲「手」で点や線を描画するシステムを構築

??研究のこと??
卒業研究のテーマは
「VR空間におけるグラフ描画システムの基礎的構築」です。
内容を教えてください。
グラフとは点と点を線で結んだ図形のことで、様々なものに応用されています。点をスマートフォンやPCなどの端末、線を通信網とすると、グラフはインターネットを表現できます。基板上の回路図もグラフとみなせます。また、点を人、線をある種の関係性とすると、友人関係や家系図などを表すこともできます。グラフをVR空間上で自由に描画することが出来れば、色々なことに役立ちます。例えば、平面やトーラスなどの曲面上に描画出来るグラフかどうかを視覚から判断することができます。本研究ではこれを行うための描画システムの基礎を構築することが出来ました。

▲卒業研究発表で質問に答える及川さん（右）

▲木村先生に丁寧に指導していただきました

最後に、高校生に対して、石巻専修大学の魅力をお願いします！
優しい教員が多く、講義で気になるところは基礎から応用まで丁寧に教えていただけます。また、勉強しやすい環境が整っているので資格取得の勉強など自主的に勉強しやすいところも魅力です。