2016.03.25 Fri
国際交流?留学TOPICS

【中期留学プログラム】環境地理学への興味からスペイン語を習得(メキシコ?イベロアメリカーナ大学)福本 詩乃(文)

【中期留学プログラム】環境地理学への興味からスペイン語を習得(メキシコ?イベロアメリカーナ大学)福本 詩乃(文)

環境地理学科に所属しているため、海外の地理や地誌に興味があり、その中でも特にラテンアメリカには惹かれるものがありました。研究を進め、さらに知識を深めるためにも、スペイン語の習得は必修です。専修大学にはメキシコへ留学するプログラムがあり、この機会を逃すわけにはいかないと入学当初から留学することを心に決めていました。
留学して得たことは、語学力の向上はもちろん、曖昧な返事を避け、自分の意見を述べるという心掛けです。例えば“No!”と誘いを断ったら“?porque?”(なぜ?)と相手が納得するまで理由を聞かれることが多々ありました。日本のように曖昧や遠慮は通用しません。常に自分の意志を伝える習慣を身につけることが出来ました。
失敗談は、盗難に遭ってしまったことです。少しの油断で失った物は大きく、海外で生活することの危険性と日本がどれだけ安全な国なのかを思い知らされました。それと同時に、社会問題に目を向ける大切さに気付かされました。格差社会を目の当たりにし、その中で生活することで考えさせられることがたくさんあり、また留学期間中に起こった大々的なデモ活動から、自分の身を守るために情報収集することの重要性を強く感じました。
「他人が出来ない経験の積み重ねが人材としての価値を生み出す。」
ある留学経験者の言葉に強く共感し、何事も経験あるのみという意識を持って学生生活を送ってきました。成功も失敗も、目標を決め、そのための一歩を踏み出した人だけが得られるものです。留学はそれが経験できる絶好の機会です。
また、留学期間中だけでなく準備期間や帰国後にどれだけ自分と向き合い、モチベーションを維持出来るかが大切だと思います。

 
abm00018174福本 詩乃
文学部環境地理学科卒業(平成28年3月)