2024.03.22 Fri
人間学部TOPICS

【人間教育学科】地元?石巻市に貢献したい 4年間の学生生活を語る

4年間の学修の成果を発揮し、見事、宮城県公立保育士採用試験(石巻市)に合格した遠藤わかなさん(人間学部人間教育学科4年次?宮城県石巻西高等学校出身)。
積極的に取り組んだ4年間の学生生活について振り返ってもらいました。
HE_遠藤さん△人間文化学科4年次の遠藤さん
◆入学した頃◆
?石巻専修大学に入学したきっかけは?
保育について、多角的な視点から学べる点に魅力を感じ入学しました。高校生の時に、子ども一人ひとりに寄り添える保育者になるために、様々な価値観や考え方に触れ、視野を広げる必要があると考えました。
また、生まれ育った石巻市に貢献したいと考えていたこと、姉が本学に進学していて馴染みがあったことも理由の一つです。

?入学したばかりの頃はどんな学生でしたか?
固定観念や思い込みで物事を考えていたと感じます。
また1年次はコロナ禍でオンラインでの授業が多く、自宅で過ごす時間が増えたため、その時間を活かして様々な分野の映画やドラマなどを見ていました。その中で、海外に興味を持ちました


?入学した頃と現在で変化があった場合、どんなことがきっかけで変わりましたか?
固定観念に囚われず、多角的な視点から物事を考えられるようになりました。
変化のきっかけは、参加していた国際交流活動の中で様々な文化に触れたことや、就職活動です。
就職活動の中で悩んだ際、多くの人の意見や考えを聞こうと、先生方や友達などに話を聞きました。その中で、聞いた人の数だけ様々な考えがあることを知り、視野を広げることができました。


◆4年間を振り返って◆
?学業以外で力を入れて取り組んだことはありますか?
視野を広げたいと考え、交換留学生のピアサポーター(※)などの国際交流に注力しました。
※留学生が日本での大学生活や日常生活に適応できるよう日本人学生がサポートを行う制度。

特に、中国から来た交換留学生との出会いが印象に残っています。交流をする中で文化の違いを感じたことはもちろん、それ以上に共通点が多いことを知り、中国を身近に感じることができました。留学生とのお別れの日に、「また会う日まで頑張ろうね」と話をしました。この一言が、留学生との思い出を振り返るたびに、自分の支えになっています。宝物のような思い出です。
留学生との写真2(遠藤)△留学生(右)と仙台の展望台で記念撮影
留学生とカフェにて(遠藤)△留学生と訪れたカフェ
?一番力を入れて取り組んだことや成長を実感している部分を教えてください。
入学した頃から目標としていた公立保育士になるために、公務員試験対策に力を入れました。
筆記対策では、試験日から逆算して計画を立て、買った問題集を何度も解くことで理解を深めていきました。面接対策では、学科の先生方や大学の職員の方に頼み、何度も面談や面接練習を行っていただきました。面接本番では、4年間の中で挑戦した国際交流の経験を生かすことができました。その結果、入学当時の目標を達成することができ、自信につながりました。加えて、子ども一人ひとりに寄り添え、保護者に安心感を与えることができる保育者になるという新たな目標も見つかりました。


不安や焦りを感じることが多々ありましたが、友達と遊んだり、好きなアーティストのコンサートに行ったり、おやつタイムをつくったりするなど、前向きな気持ちになるように努力しました。心が疲れた時のリフレッシュ方法を見つけることができたのも、成長を実感する部分です。

?所属のゼミナールについて教えてください。
 永山ゼミナール(スポーツ心理学研究室)に所属していました。永山先生は心理学が専門であり、幼児教育や学習もテーマとして調査?研究を行っていることを知り、保育者を目指す中で、子どもの豊かな成長?発達のためにどのような援助が必要か、心理学を用いて考えていきたいと思ったからです。

?卒業研究のテーマと内容を教えてください。
「子どものイメージを膨らませる絵本の読み聞かせのあり方」です。保育現場での絵本の読み聞かせの意義や効果について明らかにしたいと思い、取り組みました。
使用した参考書(遠藤)△お気に入りのノートを使って、不安な気持ちを整理しました
◆採用試験対策について◆
?採用試験の対策を開始したのはどのくらいの時期ですか?
本格的に進路について考え始めた時期は、3年生の11月からです。
受験する自治体については、その自治体が行っている保育と、自分の目標を照らし合わせて選びました。なぜ公務員保育士になりたいのか、どのような保育がしたいのか、私の強みを生かしてどのように貢献できるかなど、この4年間を振り返り考えました。

ただ、入学時から公務員保育士になりたいという目標があったため、数的処理の勉強や、教員採用試験対策講座への参加は前もって行っていました。

?採用試験を振り返って、苦労した点?自分の強みと感じる点を教えてください。
試験に向けて感じる不安な気持ちを、落ち着かせることに苦労しました。
一次試験は、筆記試験(教養試験と保育に関する専門試験)があり、二次試験は面接試験でした。特に面接での不安を無くすために、
先生方や大学の職員の方に頼み、何度も面談や練習を行いました。面談を繰り返す中で、たくさんの励ましや助言をいただき感謝しております。

そこで、様々な状況を想定し、入念に準備をして臨んでいく
計画性を得られたことが自分の強みだと感じています。これは、採用試験対策のサポートをしてくれた先生が言ってくださった言葉です。

◆高校生に、石巻専修大学の魅力をお願いします!◆

少人数教育を行っているため、学生と教員との距離が近く、質問や相談がしやすいところに魅力を感じています。
実習や就職活動について相談した際、親身になって話を聞いてくださり、きめ細やかな指導や的確なアドバイスをしていただきました。その中で、
自分の強みに気づけたり、頭の中を整理したことで考えがまとまったり、成長につなげることができたと思います。
 
また、
多くの経験を積めることが石巻専修大学の良さであると考えます。人間教育学科では、1年次から保育?教育現場で実践的に学ぶことができます。また学科の授業以外でも、大学が用意するプログラムに参加することで様々な経験ができます。私は国際交流プログラムに参加したことで、ベトナム人技能実習生やアメリカの大学生とのオンライン交流など、多くの貴重な経験をすることができました。高校生のみなさんを応援しています!