高校と大学での学びの違い
高校と大学ってどう違うの?
学校へ行って、授業を聴いて、課題を提出する。
大学での勉強も、高校までの勉強の続きであることには違いありません。
では、いったい何が違うのでしょうか。
高校と大学の違いを見ていきましょう。
大学での勉強も、高校までの勉強の続きであることには違いありません。
では、いったい何が違うのでしょうか。
高校と大学の違いを見ていきましょう。
高校
受動型
与えられた問題の解法を身につけることが目的
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大学
能動型
自ら問題を発見し、自ら答えを追求できるように、課題解決力や問題解決力を身につけることが目的
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時間割?
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決まった時間割
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自分だけの時間割をつくる 必修科目以外は自分で学びたい科目を選んで組み立てる。 |
クラス?
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固定クラスで
決められた教室 |
クラスはなく、授業ごとに様々な教室へ移動 自分が選んだ授業が行われる教室へ。劇場のように広い階段教室からコンピュータルーム、フィールドワークといった屋外授業など教室は多彩。他学部や異なる学年の学生と一緒に同じ授業を受けることもある。※専修大学では1年次生を対象に、低年次支援の一環として担当の先生を決め、学習相談等を行うクラス制があります。 |
教科書?
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高校で決められた
教科書を使う |
同じ科目でも先生によって教材が異なる 教材は教科書、プリント、参考書など様々。教材がない授業もある。 |
出欠席?
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毎朝確認
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出欠は自分で管理 出欠は自分でチェックし管理する。 |
先生?
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教員免許を持った先生
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学問の専門家 先生はそれぞれの学問の専門家であり研究者。授業以外の時間は専門の研究を行い、学術論文として発表。授業では先生の研究成果が活かされる。 |
卒業?
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多くの高校は、出席日数と成績で決まる
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4年間で定められた単位を修得する 科目ごとの定期試験をクリアすると単位が与えられる。進級に必要な単位が定められている学部もある。 |
学びの目的?
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与えられた問題の解法を学ぶ
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問題は自分で見つける 問題を自分で見つけ、答えを求めて、調べ?考え?仲間と議論して、自分の考えを整理?表現する。 |
授業?
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教科書に沿って学ぶ
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大きく3つのタイプがある 講義 先生の話を聴いて、ノートをとる。講義の進め方は先生によって異なる。 ?教科書に沿って ?配付するプリントに沿って ?板書中心に ?キーワードだけを黒板に書いて ?パワーポイントなどスライドを用いて 実習?実験 仮説をもとに実験したり、データや資料を集めて分析したりする。節目ごとにレポートを提出。演習?ゼミナール 少人数でテーブルを囲み、学生が調べ考えたことを発表し、それをもとに学生同士で討議する。学期末には、まとめのレポートを提出。先生はあくまでもアドバイザー役。 |
大学での勉強方法
授業で
ノートをとる
黒板を写すのではなく、先生の話を聴きながら流れを理解し、ポイントをメモする。
自分で
文献やデータを読む
図書館やインターネットの活用方法を学び、調べる。
授業で 自分で 仲間(同級生?先輩?後輩)と
議論して考える
仲間と議論し、認識や見解の違いを理解し、自問自答して考える。
自分で
レポートを書く、プレゼンテーションの準備をする
自分で調べたこと、考えたことを道筋立ててまとめ、自分の言葉でまとめる。
CHECK!
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専修大学では、新入生の戸惑いを解消して、スムーズに大学での学びや生活に転換できるように、『知のツールボックス』を刊行し、1年次生全員に配布しています。ノートのとり方、資料の調べ方、議論の仕方、レポートの書き方、プレゼンテーションの仕方など、イラスト入りで分かりやすく解説されており、専修大学入門ゼミナールで活用されている他、全国の書店でも扱われ、多くの大学でもテキストとして採用されています。